Delivered Price

納入渡し価格(仕向地持込渡し価格)

価格形成

商品の価格に加えて、買い手が指定する最終的な納入場所までの輸送費、保険料、場合によっては関税など、全てのコストを含んだ価格のことです。インコタームズのDDP条件などがこれに近いです。

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### 概要 納入渡し価格(Delivered Price)とは、商品の売買契約において、商品の本体価格だけでなく、売り手から買い手が指定する最終目的地(例: 買い手の倉庫、工場)まで商品を届けるために必要な全てのコスト(輸送費、保険料、荷役費、場合によっては輸入関税なども含む)を売り手が負担し、それらを全て含んだ価格のことです。「仕向地持込渡し価格」や「着値(ちゃくね)」と呼ばれることもあります。 ### 特徴 - **買い手の負担軽減:** 買い手にとっては、輸送手配や途中のコスト・リスク管理の負担が軽減されます。 - **売り手の負担増:** 売り手は目的地までの輸送全体を手配し、その間のコストとリスクを負担します。価格設定にこれらのコストを織り込む必要があります。 ### インコタームズとの関連 国際貿易におけるインコタームズ(Incoterms)では、Dグループ(DAP, DPU, DDP)がこの納入渡し価格に近い考え方に基づいています。特にDDP(関税込持込渡し)は売り手の義務が最大で、この概念に最も近いです。 ### 利用場面 買い手が輸送手配の手間を避けたい場合や、総コストを事前に確定させたい場合に採用されます。価格の内訳(どこまでのコストが含まれるか)を契約時に明確に定義することが大切です。

同義語・略語

仕向地持込渡し価格, 着値

関連用語

関連用語はありません

参考文献

参考文献はありません