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コモディティ取引用語辞典トレタム

コモディティ取引に関する専門用語を学べる総合用語集

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    International Chamber of Commerce

    国際商業会議所

    インコタームズ

    国際商業会議所(ICC)は、世界各国の企業で構成される民間の国際経済組織です。インコタームズ、信用状統一規則(UCP)などの国際貿易ルールを制定し、国際仲裁裁判所も運営しています。

    概要

    国際商業会議所(International Chamber of Commerce: ICC)は、1919年に設立された世界最大の民間国際経済組織です。パリに本部を置き、130カ国以上の企業、経済団体、商工会議所が加盟しています。商品取引における最も重要な国際ルールであるインコタームズ(国際商業取引条件)をはじめ、信用状統一規則(UCP)、取立統一規則(URC)など、国際貿易の標準化されたルールを制定- 改訂しています。

    ICCの使命は、国際貿易と投資の促進を通じて世界経済の発展に貢献することです。民間組織でありながら、その制定するルールは世界中で法的効力を持つ慣習法として認められており、国連、WTO、G20などの国際機関とも密接に連携しています。

    主な特徴

    ルール制定機能

    インコタームズ、UCP600、URC522など、国際貿易の基本ルールを制定- 改訂します。これらのルールは、世界中の貿易取引で標準として使用されています。

    国際仲裁裁判所

    ICC国際仲裁裁判所は、世界で最も利用される国際商事仲裁機関の一つです。年間800件以上の仲裁案件を処理し、中立的な紛争解決を提供しています。

    政策提言活動

    各国政府や国際機関に対して、貿易自由化、投資促進、デジタル経済などに関する政策提言を行います。企業の立場から実務的な提案を行います。

    認証- 証明サービス

    原産地証明、不可抗力証明、ATA Carnet(一時輸入通関書類)などの発行を行います。これらは国際的に認められた公式文書として機能します。

    教育- 研修プログラム

    貿易実務、仲裁、コンプライアンスなどに関する専門教育を提供します。ICC認定の資格制度も運営しています。

    実務での活用

    インコタームズの利用

    貿易契約において、費用負担と危険負担の範囲を明確にするため、ICC制定のインコタームズを引用します。「CIF Shanghai Incoterms® 2020」のように記載します。

    信用状取引での準拠

    信用状取引では、UCP600(信用状統一規則)に準拠することを明記します。これにより、銀行間の取扱いが標準化されます。

    仲裁条項の活用

    契約書にICC仲裁条項を含めることで、紛争発生時の解決方法を事前に定めます。「ICC Rules of Arbitration」への準拠を明記します。

    政策情報の収集

    ICCの政策ペーパー、調査レポートを通じて、国際貿易の最新動向、規制変更などの情報を入手します。

    メリット- 効果

    取引の標準化

    世界共通のルールにより、異なる国- 地域の企業間でも円滑な取引が可能になります。誤解や紛争のリスクが減少します。

    法的安定性

    ICC規則は国際的に認知され、各国の裁判所でも尊重されます。契約の予測可能性と法的安定性が向上します。

    紛争解決の効率化

    ICC仲裁により、国際紛争を中立的かつ迅速に解決できます。各国の裁判所を利用するよりも効率的です。

    ネットワーキング

    ICC会員として、世界中の企業とのネットワークを構築できます。ビジネス機会の拡大につながります。

    注意点- リスク

    ルール改訂への対応

    インコタームズは約10年ごとに改訂されます。最新版への理解と、旧版との違いの把握が必要です。

    地域差の存在

    ICC規則は国際標準ですが、各国の法律や商慣習との調整が必要な場合があります。現地法との整合性確認が重要です。

    コストの考慮

    ICC仲裁は高品質ですが、費用も相応にかかります。紛争の規模に応じた適切な解決手段の選択が必要です。

    言語の問題

    ICC規則は多言語で提供されますが、解釈の相違が生じる可能性があります。契約書では使用言語を明確にすることが重要です。

    関連用語との違い

    国連との違い

    ICCは民間組織であり、政府間組織である国連とは異なります。ただし、国連の諮問機関として協力関係にあります。

    WTOとの違い

    WTOは政府間の貿易協定を扱いますが、ICCは民間企業間の取引ルールを制定します。両者は補完関係にあります。

    各国商工会議所との関係

    ICCは国際組織であり、各国の商工会議所の上部組織ではありません。ただし、多くの国の商工会議所がICC国内委員会を構成しています。

    実務ポイント- 事例

    インコタームズ2020の活用

    最新のインコタームズ2020では、DPUが新設され、セキュリティ要件が強化されました。契約書では必ず版を明記します。

    UCP600の適用

    信用状開設依頼時に「subject to UCP600」と明記し、銀行実務の統一性を確保します。電子呈示にはeUCPを適用します。

    ICC仲裁の選択

    国際売買契約、ライセンス契約、合弁契約などで、「Paris, ICC Rules」などと仲裁地と規則を指定します。

    デジタル貿易への対応

    ICCはデジタル貿易に関する新しいルール(Digital Trade Standards Initiative)を推進しており、電子文書の標準化に注力しています。

    同義語・略語

    ICC

    関連用語
    EXW

    工場渡し

    インコタームズ規則の中で売主の負担が最も小さい条件です。売主は自社の施設で商品を買主に引き渡し、その時点で費用と危険が買主に移転します。輸出通関、積込み、輸送の全てを買主が負担します。

    FOB

    本船渡し

    インコタームズ規則の一つで、売主が指定船積港で商品を本船に積み込んだ時点で費用と危険が買主に移転する条件です。売主は輸出通関と船積みまでを負担し、海上運賃と保険は買主が負担します。海上輸送専用です。

    Carriage and Insurance Paid To (CIP)

    輸送費保険料込み

    インコタームズ規則の一つで、売主が指定仕向地までの運送費と保険料を負担しますが、危険負担は輸出地の最初の運送人に貨物を引き渡した時点で買主に移転します。あらゆる輸送手段に対応可能です。

    Delivered at Place Unloaded (DPU)

    荷卸込持込渡し

    インコタームズ規則の一つで、売主が指定仕向場所まで商品を運び、かつ輸送手段から荷降ろしまで行った上で買主に引き渡します。あらゆる輸送手段に対応し、インコタームズ2020で新設されました。

    Delivered Duty Paid (DDP)

    関税込持込渡し

    インコタームズ規則の中で売主の負担が最も大きい条件です。売主は指定仕向地まで商品を運び、輸入通関も済ませ、関税も支払った上で買主に引き渡します。あらゆる輸送手段に対応可能です。

    Carriage Paid To (CPT)

    輸送費込み

    インコタームズ規則の一つで、売主が指定仕向地までの主要運送契約を手配し運賃を負担しますが、危険負担は輸出地の最初の運送人に貨物を引き渡した時点で買主に移転します。あらゆる輸送手段に対応します。

    Cost, Insurance and Freight (CIF)

    運賃保険料込み

    インコタームズ規則の一つで、CFR条件に加えて、売主が仕向港までの貨物海上保険を手配し保険料を負担する条件です。危険負担の移転時点はCFR/FOBと同様に船積港の本船積載時です。海上輸送専用です。

    参考文献
    ICC Official Website
    International Chamber of Commerce
    国際商業会議所の公式サイト。インコタームズ、UCP等の国際貿易ルールを提供
    iccwbo.org