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コモディティ取引用語辞典トレタム

コモディティ取引に関する専門用語を学べる総合用語集

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    Partial Fill

    部分約定

    取引執行

    発注した注文数量の一部のみが約定し、残りの数量が未約定の状態になることです。主に指値注文やIOC注文などで発生します。全量が一括で約定するとは限りません。

    概要

    一部約定(Partial Fill)とは、投資家が発注した売買注文に対して、その注文数量の一部だけが市場で約定し、残りの数量が未約定のまま残る(またはIOC注文などの場合はキャンセルされる)状態を指します。「部分約定」とも呼ばれます。

    発生する状況

    • 指値注文: 指定価格で対当する反対注文が、発注数量全体を満たすほど存在しない場合。約定可能な数量だけが約定し、残りは有効な注文として板に残ります(GFD/GTCの場合)。
    • IOC注文: 発注時に約定可能な数量だけが部分的に約定し、残りは即キャンセルされます。
    • 大口注文: 発注数量が市場の流動性に比べて大きい場合、一度に全量約定せず、複数回に分けて部分約定することがあります。

    成行注文やFOK注文では、原則として一部約定は発生しません。

    影響と対応

    • ポジション管理: 意図した数量のポジションがまだ完全に構築(または解消)されていない状態のため、残注文の管理が必要です。
    • 手数料: 証券会社によっては、一部約定が複数回に分かれても一注文として手数料計算する場合があります(要確認)。
    • 取引戦略への影響: 全量約定を前提とする戦略の場合、一部約定リスクを考慮した注文方法が必要です。

    一部約定は、特に流動性が低い市場や銘柄、大口の指値注文で発生しやすい現象です。

    同義語・略語

    ["部分約定"]

    関連用語
    Best Execution

    最良執行

    Best Executionは、金融機関が顧客の注文を執行する際に、最も有利な条件で取引を実行することを義務づける制度です。価格、コスト、速度、確実性などの要素を総合的に考慮し、顧客の利益を最優先に取引を行います。投資家保護と市場の公正性を確保する重要な仕組みとなっています。

    Transaction Cost Analysis

    取引コスト分析

    Transaction Cost Analysisは、市場分析における重要な手法です。

    Dark Pool Trading

    ダークプール取引

    Dark Pool Tradingは、商品先物取引において重要な取引手法・概念の一つです。

    Smart Order Routing

    スマート注文ルーティング

    Smart Order Routing(スマート注文ルーティング)は、投資家の注文を最適な取引所や市場に自動的に振り分ける取引技術です。価格、流動性、手数料、執行速度などの要素を総合的に分析し、最適な執行経路を選択します。商品取引では、複数市場での最適な執行を実現し、取引コストの削減と執行品質の向上に貢献します。

    Direct Market Access (DMA)

    直接市場アクセス

    直接市場アクセス(Direct Market Access、DMA)は、機関投資家が証券会社の取引システムを経由して、取引所の売買システムに直接注文を送信できる仕組みです。仲介者の介入を最小限に抑えることで、執行速度の向上と取引コストの削減を実現します。商品先物市場では、アルゴリズム取引や高頻度取引において不可欠なインフラとなっており、ミリ秒単位の執行速度が求められます。

    Direct Market Access

    直接市場アクセス

    直接市場アクセス(DMA)は、投資家が取引所の取引システムに直接接続して注文を執行する取引方式です。仲介業者を経由せずに直接取引を行うことで、取引コストの削減と執行速度の向上を実現します。商品取引では、取引の効率性向上とコスト削減において重要な取引技術です。

    Implementation Shortfall

    実装不足

    実装不足は、投資戦略の実行において、理論的な期待収益と実際の実行結果の差を表す指標です。市場インパクト、タイミング、手数料などの要因により生じ、投資実行の質を評価する重要な指標です。商品取引では、取引戦略の実行効率性と収益性の評価において重要な概念です。

    Quote-Driven Market

    クォート駆動市場

    マーケットメイカーやディーラーなどの値付け業者が提示する売り気配(Ask)と買い気配(Bid)に基づいて取引が行われる市場の形態です。「気配駆動型市場」とも呼ばれ、主にOTC市場(為替、債券など)で見られます。