Shanghai Composite

上海総合指数

中国の主要株価指数。上海証券取引所の全上場銘柄で構成される。

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### 概要上海総合指数（シャンハイそうごうしすう、Shanghai Composite Index）は、中国・上海証券取引所に上場している全てのA株とB株の株価を時価総額加重で平均した株価指数です。中国本土の株式市場全体の動向を示す最も重要な指標の一つとして、日本の「日経平均株価」、アメリカの「S&P 500」や「ダウ平均」、イギリスの「FTSE 100」、フランスの「CAC 40」、ドイツの「DAX」、スイスの「SMI」、カナダの「S&P/TSX 総合指数」、オーストラリアの「S&P/ASX 200」などと並び、世界的に注目されています。 ### 歴史と背景上海総合指数は、1990年12月19日を基準日として算出が開始されました。中国経済の成長とともに、その影響力を増してきました。 ### 構成と仕組み上海総合指数は、上海証券取引所に上場している全てのA株（人民元建て）とB株（外貨建て）を対象としています。構成銘柄数は非常に多く、市場全体の動きを幅広く捉えることができます。代表的な業種としては、金融、エネルギー、製造業、不動産などが挙げられます。中国経済を代表する大型国有企業の多くが含まれています。指数は時価総額加重方式で算出されるため、時価総額の大きい企業の株価変動が指数全体に与える影響が大きくなります。 ### 使われ方・利用シーン中国株式市場の全体的な動向を把握するための最も基本的な指標として、日々のニュースや経済分析で頻繁に報道されます。投資家が中国市場のセンチメントを測るため、またアジアの他の株式市場と比較するための基準として広く利用されています。上海総合指数に連動する投資信託やETFなど、様々な金融商品が存在し、中国市場への投資やリスクヘッジに利用されています。 ### 注意点上海総合指数は、中国政府の政策や経済状況に非常に敏感に反応する傾向があります。市場の透明性や規制に関する議論も存在するため、投資判断においては注意が必要です。 A株とB株という異なる種類の株式が含まれている点も、他の主要な指数とは異なる特徴です。